2020年10月12日月曜日

KTM DUKE250 オイルプレッシャーエラー修理

 回転数が7000rpmを超えたあたりでLOW OIL PRESSUREという警告表示が出るようになってしまいました。走行距離はまだ9000kmほどです。



回転数を低くして走るか、信号待ちで止まった時に警告灯は切れるのですが、どこかが壊れていると思い以下を疑いました。

1.オイル劣化でスラグが詰まっている

2.オイルセンサー故障

3.ウォーターポンプシール破損のクーラントリークで油圧低下

4.オイルポンプ故障

4は流石にそうそう壊れるものではないはずですし、3にしてはサイトグラスから見えるオイルの色もおかしいところが無かったので、まず簡単な1と見てオイル交換しました。

しかしながら症状は改善されなかったので、2のオイルセンサー不良と見て部品を注文。



DUKE250 `17の部品番号は「90138091000」でした。

結果はこの部品の不具合が原因で、交換することで完治しました。

交換手順は以下の通りです。


工具


いつものマルチドライバーセット(5番の六角と10mmソケット)

ラチェット(1/2角)

エクステンション

21mmソケット

これだけで交換できました。

場所はイグニッションコイルしたあたり、クーラントホースの奥に見えるラバーブーツに隠れているやつです。


狭すぎるのでイグニッションコイルを外しました。



ラバーブーツを外すとナットが出てきます。
ケーブルを止めているので10mmソケットで外します。小さい工具でないとスペース的にきついです。スプリングワッシャーも入っていますが小さいので落っこちて回収できなくならないよう注意しました。


ナットとケーブルを外すと本体にアクセスできます。しかしながらクーラントのホースが邪魔で21mmのソケットがとてもかかりずらいです。

ラチェットから外して、ソケットだけを無理無理引っ掛けて、それからエクステンション付きのラチェットをかける方法で取り外しできました。

オイル漏れてきますので、手早く新品へ交換が良いです。




取り外したオイルセンサー。オイル交換したにも関わらず、穴にスラグを含んだ古いオイルが詰まっていたので、これが原因でオイル圧を正確に認識していなかったのかもしれません。

結果は原因予測1の通りで、これを掃除すればわざわざ交換しなくても良かった可能性も・・・

新旧比較。


ちょっとだけ首下スレッド部が長いのと、ナット部分の形状とが違っていました。別途Oリングも買っておいたのですが、新品に付いてました。

あとは逆手順で戻し終了。


部品代1873円でした。

作業時間10分程。